ひぐちばら園

切り花のバラを美しく飾る基本と注意点

バラを一輪、部屋に飾るだけで空気が変わる――。
そんな不思議な力を持っているのが、切り花のバラです。🌹

ですが、「せっかく買ったのにすぐにしおれてしまった…」「どう飾ったらいいかわからず花瓶にポンと入れてしまった…」という声も少なくありません。

実はバラの切り花には、**飾る前に知っておきたい“基本”と“注意点”**がいくつかあります。
この記事では、ひぐちばら園の目線で、プロならではの具体的なアドバイスや、実際のお客様の声をもとに、飾り方のヒントをお届けします。✨

日常に美しさと癒しを添える切り花のバラ。
きちんと扱えば、もっと長く楽しめるのです。💐

なぜ切り花のバラは飾り方が大事なのか?

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切り花のバラは、畑で育った“いのち”を、私たちの生活空間に迎え入れるもの。
水揚げや飾り方を間違えると、バラはその美しさを十分に発揮できません。

ひぐちばら園では、「バラが“本来の姿”で咲けるような環境を整えてあげることが大切」と考えています。
切り花として手元に届いてからの扱いこそが、バラの美しさを左右するのです。

特に多くの方がやりがちなのが、以下のような行動です。

× 花瓶に水をなみなみと入れてしまう
× 茎を切らずにそのまま挿す
× エアコンの風が直接当たる場所に飾る
× 日当たりが良すぎる窓辺に置く

これらはバラの鮮度を損なう大きな原因になります。⚠️
「たかが水」「たかが場所」と思っていても、花にとっては大問題なのです。

切り花のバラを飾る前にすべき“3つの準備”

飾る前の準備を怠ると、バラは本来の咲き姿を見せてくれません。🌹
ここでは、ひぐちばら園でも実際に行っている基本の手順をご紹介します。

①茎を斜めにカットする✂️

花瓶に活ける前に、バラの茎を斜めにカットするのが鉄則です。
理由は、水の吸い上げ面積を広くするため。真っ直ぐ切ってしまうと水の吸収がうまくいかず、花首がしおれやすくなります。

特に、乾燥した状態で届いた切り花は、“水切り”という作業をするのがおすすめ。
ボウルなどの水に茎を浸けた状態で斜めに切ることで、空気が入りにくくなり、水の通りがスムーズになります。

②余分な葉は取り除く🍃

水に浸かる部分に葉が残っていると、バクテリアが発生しやすくなります。
この雑菌が水の吸収を妨げ、バラが早く弱ってしまう原因に。
花瓶に入れる水より下にくる葉は、思い切って取り除きましょう。

③花瓶と水の管理も丁寧に💧

意外と盲点なのが、花瓶の洗浄と水の量。
花瓶に雑菌が残っていたり、水が多すぎると、茎が腐りやすくなります。
水は毎日入れ替えるのが理想。ぬめりが出てきたら、すぐに洗ってください。

飾る場所で美しさが変わる!おすすめの設置場所とは?

バラを飾る場所選びは、とても重要です。
目に入りやすいところに置くのはもちろんですが、**“花が快適に過ごせる場所”**かどうかもチェックしましょう。

・ 直射日光が当たらない(特に夏場は注意)
・ エアコンや扇風機の風が直接当たらない
・ 電化製品の近くなど、温度変化が激しい場所は避ける
・ 窓辺はレースカーテン越し程度の光にとどめる

たとえば、お客様の中には「キッチンカウンターの陰に飾ったら1週間以上きれいに咲いていた」という方もいらっしゃいます。
日常の動線にある場所に飾れば、バラの美しさをふとした瞬間に楽しめますし、様子の変化にも気づきやすくなります。

切り花のバラを飾るうえで見落としがちな注意点

実は、「見た目がきれいだから」と複数のバラを一つの花瓶にぎゅうぎゅうに詰めるのはNGです。
通気性が悪くなり、水が腐りやすくなります。
数本に分けて飾ったり、広めの花瓶を使うだけで、バラの持ちがぐんと良くなります。

また、香りを楽しみたい場合は、人が集まりすぎる空間は避けるのもポイント。
香りの拡散が抑えられ、かえって感じにくくなってしまうからです。

さらに意外な注意点として、「バラは他の花と一緒に飾ると早く枯れることがある」というもの。
植物同士が発するエチレンガスや水中の細菌の影響で、相性の悪い組み合わせもあるのです。

もし複数の花を組み合わせるなら、花屋や生産者に“この花とバラは一緒に飾っても大丈夫?”と聞いてみると安心です。

まとめ:バラを美しく飾るには“ひと手間”を惜しまないこと

バラの切り花を美しく飾るには、特別な道具や知識は必要ありません。
でも、ちょっとした手間や気遣いが、花の美しさや持ちに大きく影響します。

・ 茎のカットは斜めに
・ 葉は必要な分だけ残す
・ 花瓶と水は毎日きれいに
・ 飾る場所は“花目線”で選ぶ
・ 他の花との組み合わせには注意

こうした基本を押さえるだけで、あなたの暮らしの中に咲くバラは、ぐっと魅力を増します。

そして、バラの切り花をより楽しみたい方には、定期便もおすすめ。📦
飾る習慣があると、部屋も心も整いやすくなります。

あなたの日常に、バラの彩りを。
「花のある暮らし」は、思っているよりずっと手軽に始められるのです。

※ひぐちばら園のバラはすべて、切り花専用品種です。
オンラインショップでは1本からご注文いただけます。ぜひご覧ください。

【公式サイト】

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